デッサン&クラフト梅里

さまざまな木たちの小さな家

さまざまな木たちの小さな家

さまざまな木たちの小さな家

制作サイズは実際の150分の1で統一

「デッサン&クラフト梅里」の工房の主、梅里さんの作品は「木」をとても感じられる作品です。もともと水彩画家でもある梅里さんは、自作の絵を入れるための気に入った額が見つからず、自ら額を作り始めたそうです。使い慣れた絵筆を置き、電動鋸やノミといった木工道具と格闘。初めて絵画用の額を作りました。その後、器用さは止まるところを知らず、さらに棚や椅子も作ります。木工製作の過程で気づいたのが、木の色や肌ざわりの違い。それぞれの木が自己主張しているようで、これを表現する事が出来ないものかと考えて完成したのが、今のミニチュア作品「さまざまな木たちの小さな家」です。

一般に使われる家具や木工製品には塗料が使われており、木肌本来の美しさがありません。木の色やぬくもり、肌触りの質感を手にとって味わう事は普通の木工製品ではなかなか出来ません。この小さなサイズのものなら簡単に触れる事も出来るし、家を童心に帰って眺める事もできます。一つ一つは小さな家ですが、組み合わせれば大きな町も出来上がります。

「私が苦心したのは、さまざまな木をうまく生かす事。屋根と壁面の色の違い、木の組み合わせ、窓の大きさ、と一つ一つに個性も与えています。また、単純に小さいだけではなく、制作サイズは実際の150分の1で縮尺がはっきり決まっていて、家の内部もくり貫き、窓の雰囲気も表現しています」

「こんな小さな窓を工作する道具はあるのですか」と尋ねると「もちろんありません、創作する道具作りからやらないと作品はできないですよ」とおっしゃっていました。手に取り、眺めれば眺めるほどに心が静まってくるのは、やはり木で作られているせいでしょうか。

2007年には世界文化社発行の家庭画報の「夢のある美しい暮らし」の手づくり部門に「チャペルタウンの祈り」という作品を出品して大賞に選ばれました。木の質感や色を表現するミニサイズの家。夢のある作品です。

デッサン&クラフト梅里 盛岡市大館町21-39 TEL080-3198-8828